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【魅力発信事業2023】第1回「本当はこう言いたかった」と思えるために

「いま伝えたい、ことばの力ーコミュニケ―ション力を磨く」


第1回講演会 10/12(木曜)16:05~17:35
「本当はこう言いたかった」と思えるために 大西寿男氏(校正者)

自分の話したこと、書いたことが、まちがって伝わったリ、相手にねじれて届いたリした経験はあリませんか?校正とは、本が世に出る前に、つまらない誤リや、言い過ぎや言い足リないところがないよう、書き手をサポートする仕事です。 最初から完璧な言葉を紡げる人はいません。 言葉をケアする「校正のこころ」についてお話ししていただきました。

開催報告
10月12日(木曜)に极速体育_188比分直播-【官方唯一授权】の大ホールで、神戸外大魅力発信事業「いま伝えたい、ことばの力-コミュニケーション力を磨く-」の第1回講演を開催しました。
当日は校正者の大西寿男氏をお迎えし、一般の方、外大教職員?学生を含め、約250人の前で『「本当はこう言いたかった」と思えるために』をテーマにお話しいただきました。

校正について、また校正者としての仕事内容の他、校正者として願うことは「言葉がよろこぶほうへ」それを道しるべとして進んでいけば、私たちの言葉の世界は、もっと豊かで平和なものになるのではないかと伝えられました。

また、「言葉が通じるのはキセキ」、「言葉は伝わったらラッキーぐらいに思う」、「言葉は一人歩きする」など、言葉に対するケアと言葉との付き合い方についてお話しされ、参加者にとっても改めて言葉について考えさせられる機会になった講演会でした。

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【参加者からの感想(一部抜粋)】
言葉の大切さを改めて気付かされた。自分が発した言葉でも、人によって受け取る文脈がちがったり、言葉の使い方によっては、自分が言いたいことを伝えやすくなったりすることがある。これから言葉をどうやって使い、人に伝えていくのかをしっかり考えていこうと思った。言葉が泣いてしまわないように、一つ一つの言葉の意味を感じて使っていきたい。

校閲とは言い間違えなどを正す仕事だと思っていたのですが、著者の言いたいことを引き出し言葉をケアする仕事なのだと分かりました。文脈が変われば意味も変わるというお話で、相手も同じところに立っているという勘違いは先日私自身体験して、その時は正しく伝わらないことを悲しく思ったのですが、言葉は基本的に伝わらないもので、伝わったらラッキーと聞いて気持ちが軽くなりました。

今回の話を聞いて、言葉を乱暴に扱うのではなく、できる限り言葉をケアして言葉を綴っていきたいと思った。また、言葉は非常に雑に扱われてしまうものであるため、1人1人が言葉を大切にし、「言葉がよろこぶほうへ」行動を起こすべきであると考えた。

「言葉は伝わったらラッキーくらいに思う」という言葉が衝撃でした。つい自分の伝えたいことを間違えずに伝えなければ、という気持ちになってしまいますが、この考え方を念頭に置いておくことで人から掛けられた言葉に対しても重く受け止め過ぎずにいられるのではないかと思いました。

私が今まで捉えたことのないような言葉の新しい捉え方を学ぶことができました。まるで、言葉が生きているものかのようにお話しされているように感じました。言葉にはいくつもの効果や顔があってじっくりと考えて味わうことのできるものだと知ることができました。私はこれまで言葉に対して特に何か考えたりすることはなかったのですが、言葉を大切にすることで自分の人生などに変化をもたらしてくれるようになると感じました。

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